グラウンディングで心を落ち着ける方法

セルフケア

グラウンディングは今ここの感覚、自分自身につながることを助けるエクササイズです。しっかりと今ここに意識がつながるほど、心が落ち着き、不安や恐怖が軽くなるのを感じられるようになります。

グラウンディング

グラウンディングとは、地に足がついた身体の感覚を感じることで、今ここの現実と自分にしっかりとつながり、心を落ち着けていくエクササイズです。

グラウンディングのエクササイズをすると、ネガティブな感情や考えや、過去の記憶などに囚われている状態から自分を離して、今ここの現実や自分自身に戻ってつながりなおす、という作業を助けてくれます。グラウンディングの基本は、今ここにある自分の身体感覚に注意を向けていくことです。。

グラウンディング出来ていないと?

ではグラウンディング出来ていない状態とはどんな状態でしょうか?

「地に足が着いていない人」をイメージしてみて下さい。

  • ふわふわ落ち着かない
  • そわそわして不安
  • 現実離れしていている
  • 心ここに在らず
  • 考え事に囚われている
  • 空想と現実の区別がつかない

グラウンディング出来ていない時は頭の中のことに囚われ、足元がフワフワしていて、心が落ち着かないような状態にあります。心配事や空想にエネルギーを奪われ、周りから見ると心がどこかにいっているという様な感じです。

日本語でグラウンディングを表すと、地に足をつける、という身体感覚がしっくりきます。心と身体感覚はつながっています。身体感覚をグラウンディングさせていくことで、心の状態に影響を与えて安定させることが出来ます。

体の感覚を感じる

想像力が豊かでクリエイティブな人や、ヴィジュアライゼーションが上手な人は、そのために、頭の中の想像や空想に囚われてしまうことも多くなります。考え事が止まらなかったり、色々なこと予測してネガティブな想像に疲れてしまうことも起こりやすくなります。そして現実離れしていき、生きづらさを感じるようになることもあります。

「現実がつまらない」「生きている感じがしない」という時は、グラウンディングが不足していないかチェックしてみて下さい。そして頭の中の考え事や空想から注意を外して、体の感覚や五感、呼吸などに注意を向けて、今ここの現実、自分自身につながり直す作業をしましょう。

歩きスマホ状態

歩きスマホは危険です。スマホに夢中な状態で歩いていると、周りが見えなくなり、人にぶつかったりホームの端から落ちそうなのに気づかない、など危険で無防備な状態になります。トラブルも多くなり、最悪の場合は命の危険があります。

young woman walking with smart phone in modern city

そのスマホをマインド(思考)に置き換えてみると、頭の中に夢中で、今ここにいない状態をイメージできるのではないでしょうか。マインドの中にエネルギーを奪われ、意識は自分にも身体にもなく、現実をきちんと見ていない、無防備な危なげな状態です。この状態が、まさにグラウンディング出来ていない状態です。

今ここをきちんと見ていないと、何かにつまずいてしまったり、他人とぶつかってトラブルになってしまう。でも自分が見ていないせいだとは気づかず、「なんだか上手くいかない」「生きづらい」という感覚になります。

グラウンディングできていない状態が慢性的になると

  • 現実がつまらない
  • 生きる意味が分からない
  • 生きる喜びが感じられない
  • 生きている感じがしない

と感じるようになります。

自分から離れてしまう

いつも不安や恐怖を感じていると、周りを警戒して、外側に常に神経をはりつめている状態になります。注意が外側に向かい続けると、自分自身の感覚から外れていき、自分という感覚が薄くなってきます。その状態が続いていると、自己感覚が薄くなり、周りからの影響を受けやすく、動揺しやすくなってしまいます。グラウンディングのエクササイズをして自分自身とのつながりを取り戻していくことで、自分という感覚を強め、周りからの影響を受けにくく、振り回されにくくなっていきます。

現代はバーチャルリアリティのエンターテインメントが豊富で、日常では心配事がつきません。気づくと、マインドや空想の中に囚われてしまいがちです。心が落ち着かない感じがしたり、考え事に囚われそうなときは、グラウンディングを意識してみましょう。

グラウンディングのやり方

グラウンディングのやり方はとてもシンプルです。

感覚を感じる

足の裏を感じる

グラウンディングするには、自分自身の身体の感覚を感じます。特に、足~足の裏をよく感じていきます。グラウンディングしている身体感覚は、足元の感覚をしっかり感じる、地面にしっかり自分の足で立っているという感覚です。

身体感覚は常に今ここで生じています。そして身体感覚は、空想や想像ではなく、起こっている事実です。また、身体感覚は自分の体に起きている現象のため、フォーカスすることで自分自身に戻り、つながることができます。

歩いているときも、足の裏を感じて歩いてみたり、仕事中に足の裏を感じてみる、そわそわするときに、足の裏に意識を向けてグラウンディングする、など日常の中で足の裏に意識を向けることで実践できます。

五感を感じる

五感を感じることでもグラウンディングができます。五感には視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚があります。今見えているもの、聴こえている音、香り、肌に触れる空気の感覚、味わう、という感覚に注意を向けて、よく感じます。五感も今ここで起きている現象です。五感にフォーカスしてよく感じることで自分自身と今ここにつながることができます。

身体感覚と五感をよく感じてフォーカスしていると、その間はマインドの中の考え事から離れていることが出来ます。

自然を感じる

生活の中で取り入れられるグラウンディングの方法に自然を感じるという方法があります。休みの日にビーチにったり、緑の多いところで自然を感じたり、川の水に触れてその冷たさを感じたりすることでグラウンディングすることが出来ます。

また動物に触れあったり、農作業の体験やガーデニングなどで土に触れることでもグラウンディングできます。ビーチを裸足で歩くと、波を感じる足の裏の感覚をじかに感じられます。

体を動かして感じる

身体感覚を感じながらできる運動をすることでもグラウンディングできます。激しいスポーツや勝ち負けに興奮するタイプの運動ではなく、ヨガやストレッチ、ウォーキング、太極拳など自分の感覚をじっくり感じながらできる運動を取り入れてみましょう。

実践が大事

グラウンディングは難しいことではありませんが、いつもマインドの中、思考や感情に没頭している癖がついていると、すぐにマインドの中に戻ってしまいます。気づいたらグラウンディングしなおして、自分に、今ここに戻るということを繰り返して実践していきましょう。日々繰り返していくことで、だんだんと習慣的になり、無意識にグラウンディングしている状態を身につけていく言ことが出来ます。すると自然に、普段の状態から今ここに在る状態に変わっていきます。

これは常に、繰り返し実践していく必要があります。特に気持ちが動揺していたり、感情が不安定なとき、なんだか落ち着かない、そわそわするという様な時は、一日に何度も繰り返し、毎日実践してください。(宮沢みか:公認心理師)

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